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裏千家日光東照宮献茶式 [茶の湯]

日光東照宮の国宝陽明門平成の大修理竣功記念の茶道裏千家献茶式は東照宮拝殿において行われました。

参列者は200名弱、来賓・招待客の他の一般参列者は予め参会券が必要で、50名のみ、受付をして拝殿入口でしばらく待ちました。拝殿入り口より先は撮影禁止です。

来賓、招待方の入場がすみ、やっと案内がありました。この場所は、拝殿、石の間、本殿の建物が一つの屋根で覆われている権現造りで、神社建築様式としては一番新しいものです。拝殿の中央、本殿に近い側に白木の台子が置かれ、風炉と皆具、天板には朱と白それぞれの茶碗、白い仕服に包まれた茶器が二つ飾られています。

参会者が座っている拝殿の高い天井は最も格式の高い格天井で、それぞれ貴重な岩絵の具の群青色を背景にして様々な姿の龍が描かれています。東西には三十六歌仙の歌が掲げられ、東側の将軍着座の間との仕切りは狩野派が描いた杉戸があろます。

石の間は儀式を執り行う処で、ここは御三家のみ入る事が許され、その奥の本殿は内陣、内々陣となっていて、将軍と勅使のみが入る事が出来ました。

10時に家元が拝殿に入り式が始まりました。神官の進行にしたがい祝詞奏上に始まります。朱の茶碗を前に濃茶点前がはじまりました。白い帛紗での四方捌きは流麗という言葉がぴったりの美しいものでした。一椀を手に家元は石の間に降り台の上に茶碗をおいて戻り、それを祭主が神前に捧げるのにあわせて家元が礼をします。台子正面に向かって今度は薄茶を点てます。帛紗の色は紫で、同じ様に神前に捧げられました。

下野新聞に掲載された写真 ↓ です。(これは濃茶を練っているところです)

img002.jpg


おしまいの挨拶があって約1時間の厳粛な儀式は終了。参会できて幸せでした。将軍着座の間の方に家元が退出されてから順次私達も退出、真っすぐ奉賛茶会の方へ向かいました。日光東照宮の献茶式は裏千家と表千家が1年おきに交代で奉仕して50年の歴史があります。

濃茶席でもずいぶん待ちました。待合の床には堅山南風の富士越龍ノ画がかけられていました。日光は8世紀に勝道上人が男体山を開いてから山岳信仰の聖地としての歴史をもっており、富士山を男体山になぞらえたものかと思います。ここで菓子をいただきました、東照宮御神木製の器に鮮やかな紫色の紫陽花が盛られていました。本席の床は徳川吉宗公筆の雪月花、花入れは宗旦の竹一重切り、香合は東福門院より宗旦拝領の貝合わせ蛤などすばらしい茶道具の数々でした。この後、点心、支部の薄茶席、青年部・学校茶道部の立礼席をまわってきましたが充実した一日になりました。



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コメント 6

tochi

私も新聞で読みました
れもんさんがここに行ったのだなと思いつつ・・
by tochi (2017-06-27 16:19) 

hanamura

こういう行事に、参加してみたいです。
どうも、私には、御縁が無さそうです。
by hanamura (2017-06-27 21:55) 

Take-Zee

こんにちは!
厳かな、ピリッとした空気が伝わってきます。

by Take-Zee (2017-06-28 08:04) 

hana2017

来賓・招待客をのぞいたら、限られた一部の人のみ参列できる貴重なお茶会。
特別な方しか入場が許されない場所での、厳粛な儀式。
国宝級のもの達にも囲まれ・・・貴重なお時間を過ごされましたね^^
by hana2017 (2017-06-28 12:54) 

旅爺さん

東照宮拝殿での茶道裏千家献茶式とは凄い事やりますね。
普段は行われない場所でしょうから良い経験されましたね。
by 旅爺さん (2017-06-30 05:26) 

馬爺

ありがとうございました。
この6年間皆さんのお陰で続けて行く事が出来たんですがちょっと色々な事が有りまして半年くらい休んで見ることにしました、又復活の折にはよろしくお願いいたします。
by 馬爺 (2017-06-30 10:37) 

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